長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

仕事

里山と入魂式

もう、石川県内には数台になってしまったBDー1型消防ポンプ自動車が今日また一台役割を終えた。 トヨタランドクルーザーをベースシャシとしているそれは、二十三年間地域の守りとして活躍した。穴水町河内地区は45世帯、人口98人の小さな里山の集落だ。…

晩秋の入魂式

日本国内2台目のGFRPモノコック・スーパー・ストラクチャー製の消防団車両が完成し本日入魂式が行われた。 消防団車両といえばオーソドックスな仕様が多い中で、未来の消防団車両はどうあるべきかを議論し、コンセプトを練り上げ、それを実現する車両を計画…

taiでの長いトランジット

さて、前述した通り今回は11人の社員が研修に参加する。したがって、かなりのコストを覚悟しなければならない。 当然、技術研修は未来への投資であり、コストをかける意義があるのは承知の上だが、それでも私たちのような零細企業にとっては慎重さが必要だ…

全国消防操法大会

晴天のものと開催された全国消防操法大会は、富山県広域消防防災センターで熱戦の火ぶたが切られた。 今年は裏年なので石川県隊は小型動力ポンプの部での出場である。大型の部においては富山県砺波市消防団、高知県いの町消防団が長野ポンプ製の車両だ。 事…

帰国へ

今日は長い一日になりそうだ。航空券の都合でドイツミュンヘン空港からベルギーブリュッセル空港まで空路を移動し四時間のトランジットの後、ブリュッセル空港からロンドンヒースロー空港へ。 そして、ヒースロー空港から羽田へ12時間のフライトだ。日付変…

ミュンヘンへ最終日

長いと思った出張もあっという間に最終日だ。 今回は新たな消防関連機器の国内独占販売の契約と技術研修、Zieglerで主催されたディーラーミーティングへの参加、そしてニュージェネレーションプロダクツに対しての意見交換が目的だった。 全てのスケジュール…

学生時代にタイムスリップ

チューリッヒの街を歩いていて突然記憶が蘇った。学生の頃訪れたスイスチューリッヒ工科大学。 学生の自分にとっては、スイスの街並みも、大学の校舎も、そして学生たちも全てのものが新鮮に映った。また必ず訪れたいと強く思った。 仕事で世界を飛び回るイ…

ギーンゲンからチューリッヒへ

ディーラーミーティングのスケジュールを全て終了し、ZIEGLERの本拠地ギーンゲンに移動する。ここをもう何度訪れただろう。2010年に初めてギーンゲンの地を踏んで早7年の歳月が過ぎた。 翻れば本当に色んな事があったがいまでは良い思い出だ。国際部門…

ハイデンハイム2日目

ハイデンハイムでのミーティング2日目は先日に続き、プロダクツのプレゼンテーションとデモンストレーションだ。 ハイデンハイムの郊外にあるブレンツパークでデモンストレーションは行われた。デモンストレーションはお客様に製品の理解を深めていただく手…

ハイデンハイム1日目

ハイデンハイムの街の小高い丘にそのホテルはある。ホテルに隣接するコングレスセンターでディーラーミーティングが開催された。 ZIEGLERのこれからの戦略とそれにともなうニュージェネレーションプロダクツが発表された。市場からの声を反映させたそれらは…

ミュンヘンからハイデンハイムへ

ブリュッセルでのビジネストリップを終えて、ミュンヘン経由で次の目的地ハイデンハイムへ。ハイデンハイムは中世の香を色濃く残す静かな街並みだ。 今回はパートナーであるZieglerのディラーミーティング2018への参加が目的だ。世界50カ国から150…

ブリュッセル2日目

日曜日の朝、パートナー企業のメンバーがホテルまで迎えに来てくれた。 ブリュッセルから車で1時間ほどのところにブルージュはある。ブリュッセルの北西にあるこの街は、14世紀に建てられた市庁舎を始め中世の街並みを色濃く残している。 旧市街全体がユ…

ベルギーブリュッセル1日目

ブリュッセルはベルギーの連邦構成地域のひとつである。人口は100万人程だ。金融の街といて知られ、ロスチャイルド系ブリュッセルランバート本部を抱える。 ブリュッセル市はベルギーの憲法上首都ではあるが、ブリュッセル首都圏地域全体が首都としての機…

ベルギーブリュッセルへ

今回のビジネストリップは12日間という長旅だ。 羽田からロンドン・ヒースロー空港を経由してベルギーのブリュッセルへ。ここでは新しい消防機器の販売契約締結に出向く。 ユーロ圏はイギリスを除き大陸でつながっているため商圏が大きい。したがって日本…

セミモノコック構造

2013年に開発をスタートした、GFRP(Glass fiber reinforced plastics)を構造体とした消防車両は2015年にプロトタイプを完成させた。 そこから約一年をかけ量産化に向けて構造、デザイン、機能などをブラッシュアップし、2017年に第一号、第二…

タイの若者を日本へ

以前記したように、タイ人の平均的な年収は140万前後、月収ベースで11〜12万円ほどだ。日本で言えば6大学を出た若者たちの就職率も低い。 彼らにとって日本はあこがれの国であり、日本企業に就職する事は彼らにとっては大きなステイタスなのだそうだ…

東京国際防災展四日目

東京国際防災展も今日が最終日である。多くのお客様に、私たちのブースに立ち寄って頂いた。 中心になって準備をしてくれた国際部の社員や営業の面々を始め、よく頑張ってくれたと思う。 確かに足りなかったところもあったが自分たちで計画し、準備し、実行…

東京国際防災展三日目

Zieglerからのメンバーのリクエストで、今日は東京観光のアテンドだ。昨年入社した国際部のメンバーが通訳だ。 先ずはお約束の東京スカイツリーだ。スカイツリーは五重塔を参考に構造体を構築している。五重塔には心柱があり、周りの構造物は心柱を中心にヤ…

東京国際防災展一日目

さて、しっかりイメージし準備が出来ただろうか。 東京国際防災展が5月31日から6月3日の日程で東京ビッグサイトにて開催された。 今回はドイツ、イタリア、タイ、ベルギーからお客様をお迎えした。丁度、五年前に出展した時は、日本で初めてのオールア…

私たちの価値。。新年度のスタート

5月1日、新年度のスタートである。毎年、ゴールデンウイークの真っ只中に新年度をスタートすることになる。 また、製造部門は9連休となる。さらに、今年は5月1日、2日を有給取得促進日に定めているので多くの皆さんがそれを利用し、9連休にしているた…

帰国へ

Zieglerとのミーティング、技術研修、バッジオとのフィードバックを含めたミーティング、そしてニュープロダクツを開拓し、パートナーとしてこれから日本での展開を模索する。 今回は四カ国を股にかけ車で移動した。総走行距離は1800kmを超えた。この距…

春のビール祭り

Zieglerでの研修を終えミュンヘンに戻ってきた。入国した時は気温が低く、持ってきたウインドジャケットを着込んでいたが、一週間後に戻ってきたら恐ろしく暑い。 ミュンヘンの最高気温は30度を記録した。半袖のTシャツを引っ張り出したが、直射日光の下で…

再びドイツへ

オーストリアのインスブルックを出発し、一路ドイツ、ギーンゲンに向かう。今日で、技術研修が終わる。また、Zieglerの新しいプロダクツの打ち合わせを行い、日本での展開の可能性を探ることも忘れてはならない。 Zieglerでは、研修を終えたメンバーが待って…

ハプスブルグ家が愛した街

イタリアでのミーティングを終え一路ドイツに向かう。イタリアからドイツまで約400kmの道程だ。バッジオでのミーティングの時間が長引いてしまったこともあり、途中のオーストリアのインスブルックで宿泊する。 インスブルックは中世の雰囲気を残す街で、…

二年ぶりの再会

バッジオ・デルソルディ社を訪問するのは二年ぶりだ。ビジネスパートナーとして、バッジオ社製のはしご昇降装置を日本市場に投入し、お客様から様々なフィードバックを頂いた。 今回は、市場からのフィードバックについて整理し、日本市場とヨーロッパ市場の…

アドリア海の女王

アドリア海ラグーンに浮かぶ100を超える小さな島からなるベネチアは別名『アドリア海の女王』と呼ばれるほど美しい街だ。 多くの観光客が訪れるサンマルコ広場にはビザンチン様式のモザイクタイルで装飾されたサンマルコ寺院がある。街には道路はなく小さ…

イタリアcomoへ

comoはスイスと国境を接するイタリア北部の街である。コモ湖畔は避暑地としても有名で、ローマ帝国時代は皇帝が保養地として訪れたという。 透明な水を讃えるcomo湖畔の素晴らしい景観がとても印象的だった。夕食はコモ湖畔にあるイタリアンレストラン『RAIM…

ドイツ二日目

Zieglerでの研修は今回で7回目を数える。翻れば様々なことがあったが、あっという間の時間だった。 さて、ALPASスーパーストラクチャーの研修メンバーは、オリエンテーションの後、工場のツアーに出掛けた。初めて見るZieglerの製造現場に、多分カルチャー…

ようやくドイツへ・・

タイでの長い長いトランジットの後、さらに11時間のフライトを経てようやくドイツミュンヘンに到着。 もう何度来ただろうか。ミュンヘン空港の見慣れた景色にようやく着いたとホッとする。ここ最近はドイツ国内の移動はもっぱらレンタカーである。 ユーロ…

taiでの長いトランジット

さて、前述した通り今回は11人の社員が研修に参加する。したがって、かなりのコストを覚悟しなければならない。 当然、技術研修は未来への投資であり、コストをかける意義があるのは承知の上だが、それでも私たちのような零細企業にとっては慎重さが必要だ…