長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

学生時代にタイムスリップ


 チューリッヒの街を歩いていて突然記憶が蘇った。学生の頃訪れたスイスチューリッヒ工科大学
 学生の自分にとっては、スイスの街並みも、大学の校舎も、そして学生たちも全てのものが新鮮に映った。また必ず訪れたいと強く思った。
 仕事で世界を飛び回るイメージをしてワクワクしていたあの頃の仲間はどうしているだろう。一緒に酒を飲みビアホールで少し大人になった自分たちを感じていた。
 あれから過ぎた35年の月日は顔にはシワを刻み、髪は白くなった。しかし、あの頃夢見た瞬間が今ここにある。
 今という時間軸から過去を見れば、そのクモの糸を手繰るような事実の連続が今をつくっていると理解できるが、その瞬間は今をイメージすることなどできない。
 だからこそ、その一瞬を真剣に生きることが大切なのだと思う。今が未来をつくる。そして、未来から現在を眺めたとき、それがそうだとわかるのである。
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