長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

タイの若者を日本へ


 以前記したように、タイ人の平均的な年収は140万前後、月収ベースで11〜12万円ほどだ。日本で言えば6大学を出た若者たちの就職率も低い。
 彼らにとって日本はあこがれの国であり、日本企業に就職する事は彼らにとっては大きなステイタスなのだそうだ。
 日本はある意味で豊かになったが、一方で失ったものもあるように思う。それが何かはここには記さないが、私が感じている事と同じ感覚を持っている人は少なくないだろう。
 タイの大学は非常に専門性が高く、自らの将来を見据え大学を選択する傾向が高い。今回タイで面接した若者は、バンコクタイ王国国立の工科大学、キングモンクット工科大学を卒業している。
 非常に明晰であり、これからタイのチェース社とのバッファとなって育ってくれればと期待している。彼らは非常に素直で純粋だ。日本では国内法により、外国人労働者に対しては大きな制約があるが、専門性が高い人材に対しては機会は与えられている。
 これから日本は、少子化がボディーブローのように日本の国力を奪っていく事は明白だ。私たちの子供たちは、そう遠くない未来に外国人労働者と共に働く環境を生き抜かねばならないだろう。
 その時日本人は素直で、勤勉で、明晰な外国の若者と共生することが出来るのだろうか。国外から日本を見ると心配でならないのである。
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