オオトカゲとウォーターマーケット

　レインシーズン真っ只中のバンコクは朝からジトジト雨が降っている。何時ものプールサイドのレストランで朝食をいただく。
　当然毎日がタイ料理なので、朝食はお腹に優しいおかゆを食べたいところだが、タイ式のおかゆはホットな味だ。おかゆに唐辛子が浮かんだナンプラー、パクチー、刻み葱を入れていただいた。
　フルーツは今が旬でマンゴー、ライチなどポピュラーなものから日本ではほとんど見ることができないランブータン、ランサ、サラなど珍しいフルーツでいっぱいだ。
　今日はオフを利用してウォーターマーケットに出かけてみた。何時もなら、ほとんどが仕事で観光などままならないが、今回はうまく時間を取ることが出来た。
　バンコクからタクシーで約一時間半のところにダムヌンサドゥアックウォーターマーケットがある。ここは観光化されているので現地の生活感を味わうことは出来ないが、観光客には面白いところかもしれない。
　ウォーターマーケットへは陸上から行くこともできるがやはりボートでめぐるのが一番だ。だが、一時間のボートツアーの値段が１０００バーツと恐ろしく高い。
　日本円にすれば３０００円ほどだがタイの物価から考えても破格の値段だ。渋々、チケットを買いボートでマーケットをめぐる。
　お店のおばさんたちは価格交渉もお手の物だ。お腹がすいたのでアヒル煮込みご飯とすチッキーライスを買い求めお腹いっぱいいただいた。
　陸地にオオトカゲがいるのを見つけたまげてしまった。あんな恐竜みたいなトカゲを目の当たりにするのは初めてだ。やっぱりタイ国なのである。

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