長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

Jレスキュー

 Jレスキューは、消防関係者に向けた専門誌で一年に6回発行されている。
 Jレスキューとのお付き合いも長く、毎号、広告をお願いしている。今月号は、私たちが二年の歳月をかけ開発した難燃性GFRPモノコックボディを採用した、超軽量CD1型消防ポンプ自動車が紹介されている。
 視点を変えれば、この車両は単に軽量化を目的としたものではなく、お客様のニーズに対して真摯に向き合って開発したものだ。昨今、市場に広がりつつある特殊消火装置は、どちらかといえばニーズではなくシーズだ。
 小水量で消火できればそれに越したことはない、しかし、よく考えてみれば分かるが水、1リットルによる冷却効果は変わらない。したがって、水の消火効率が100%だったとしても、200リットルの水の持つ冷却効果はその水量分しかないのである。そこをよく考え使用しなければ、大きな事故を招くことになる。
 私たちは、現場が特殊消火装置よりも、水を求めている事を情報から掴んでいた。それに真摯に向き合い、実現させたものが、今回の難燃性GFRPモノコックボディなのである。
 この技術は、先行して発表したALPASシステムと複合して使用されるだろう。あくまでも、オールアルミ、オールGFRPが目的ではなく、必要に応じて組み合わせることで、現場に則した消防車両となるのは間違いないだろう。
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