長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人間の関係

 五木寛之氏が金沢に所縁のある方なのは皆さんご存知だろう。以前ブログにも書かせていただいたが、高峰賞の授与式に突然お越しになられ、皆を驚かせた。先日、出張の際、空港の書店で五木寛之氏が書かれた『人間の関係』という本を見つけ買い求めた。
 行きと、帰りの飛行機の中で一冊、読んでしまったが、その本の中に『五パーセントを信じて生きる』と言うフレーズが書かれていた。
 >>人は百パーセント信じられるわけではない、しかし、百パーセントの人間不信も間違っている。九十五パーセントを信じられなくても五パーセントを信じられればいいじゃないか。僕は今日までその五パーセントを信じて生きてきた。
 >>ほんの小指の先ほどの信頼でも信じられるものがあるということが重要なのだ。
 この言葉は今の私の心にとても響いた。
 毎日、様々なことが起こる。会社である以上、組織である以上、それは当然のことである。何も起こらないのは何もしていないからである。
 そこから『気付き』を得て、改善して行けばよい。翻って見れば、これまで自分は何を信じて進んできたのだろうか。百パーセントの確信などどこにも無かった。
 各営業拠点を開設するときも、うまく行く確証はどこにも無かった。不安も沢山あった。たまにストレスに押しつぶされそうになることもある。
 しかし、たぶん五パーセントを信じてきたのだろう、とこの本を読んで思った。そして、全力で進むことで不安を打ち消してきたのだろう。
 本は面白い、何故なら内容は同じなのに読む人によって、感じる部分が全く違う。また、同じ人が読んでも年月や環境が違うと感じる部分が違うからである。

人間の関係

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