長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

経営者15歳に仕事を教える

 この本は元日本IBM会長北城挌太郎氏が中学生に向けて、何故私たちは仕事をするのか、仕事とは何か、仕事からどのような価値を生み出すことができるか、を非常にシンプルにわかりやすく書かれたものである。
 この本を読んでいると、様々な状況下で仕事の本質や価値を見失いがちになる、私たちにとても明確に気づきを与えてくれる。
 企業は常に成長していかなくてはならない。現状維持という言葉は企業の成長過程にはありえないと私は思っている。前に進むか、後退するか、ふたつにひとつである。
 特に企業が大きく成長し、勢いがあるときは足元に注意が必要である。調子が良い時ほど顧客の言葉に耳を傾け、謙虚さを忘れてはならない。
 私はこれまでいろいろな本を機会があれば、読んできた。その中でも、ここまで仕事は何故するのかという、基本中の基本を明快に記したものに、初めて出あった。
 私たちは、仕事が煮詰まってくると、どうしても枝葉を議論し、幹を忘れてしまう。でも、仕事に行き詰った時、人生に迷った時、何故その仕事をするのか、という本質を見ることができれば、そこに大きな気づきを得ることができる。
 中学生ではなく、私たちの企業の全社員に読んで欲しい本である。
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