誰かがするだろう・・・
『ポカミス』という言葉を良く耳にするが、組織の中でこれが発生する原因の殆どが声を掛け合っていない事に気づく。
今期『周りを感じて仕事をしよう』というキーワードを発信し、機会があるごとに周りを感じるとはどの様な事で何故それが必要なのかを話してきた。
野球でいえばライトとセンターのちょうど真ん中に飛んだボールはどちらが取るかしっかりと意志表示し、お互いに声をかけ合わなければお見合いをして落球という事になりかねない。
その根っこには『誰かがするだろう・・・』という安易な発想があるのだ。『ポカミス』の殆どがそれが原因である事が多い。
コピーの紙が切れていれば誰かが補給するだろう・・・
洗面所が汚れていれば誰がが掃除をするだろう・・・
灰皿は誰かが捨ててくれるだろう・・・
お客様が来社されたら誰かが対応するだろう・・・
発注は誰かがしてくれるだろう・・・
誰かがするだろうという事は誰もしない事を認識すべきだ。
主たる仕事は当然自ら責任を待つが、のり代の部分は全ては自分の仕事であるという意識を持って全体を眺める事が大切なのだ。
それがひいてはスムーズな業務と質の高いサービスに繋がり、お客様の信頼を深める事が出来るのである。