長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

何故、報・連・相が必要なのか


 仕事の結果だけを見ていると大きな過ちを犯す事がある。仕事には必ずプロセスがあり、そのプロセスをしっかりと管理していなければお客様の信頼と信用を失墜しかねない場合が少なくないのだ。
 例えば結果としてお客様からご注文を戴いたものを納入しました、という報告には様々な事柄が隠れているはずである。
 納期は守られたのか、もし守られなかったのなら事前に連絡を入れているか、ご注文を頂いてからフォローの電話(中間報告等)は入れたか、(お客様から確認の電話が入る前に)、欠品は無かったのか等、営業のプロセスに係る事がその大半だ。
 結果だけを見ていると営業プロセスの中で起こっている問題点やハザードを認識することができず、気がつくと現象としてお客様が離れしまったという事態を引き起こす。しかしその原因が何故か見えないのである。
 お客様に喜んで頂けるサービスを提供し、問題を防止するためにも報・連・相は絶対的に必要なのである。特に営業プロセスの過程で問題点が発生した場合、結果として解決が図られても必ず報告をして欲しいのだ。
 何時もお世話になっているお客様を上司が意気揚々訪問した時『御社の営業は・・・』と言われて初めて気が付くようでは問題にならない。
 見えない部分にお客様のサービス向上に繋がる沢山の情報が入っているのである。これは製造現場でも同じだ。工程上のトラブルは結果として解決が図られても必ず所属長に報告する必要がある。
 結果しか見ていないマネージャは目が節穴だというい事を認識しなくてはならない。私たちは内向きにビジネスを行っているのではなく、お客様と社会から求められ、それを実現するからこそ存在意義があるのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ