長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

基本と原則(その1)・・社員の皆さんに読んでもらいたい

 組織の中でお互いにコミュニケーションを取りながら仕事を進めて欲しい、という言葉を耳にする事が皆さんも多いと思う。
 昨今、子ども大人に係わらずコミュニケーション力が低下してきたという声もよく耳にする。私も例外なくそう思っていた事は事実だ。
 果たして本当にコミュニケーション力そのものが低下してきているのだろうか。最近社内で起きた事象を見ているとそうではないのでは無いかと感じる。
 組織の中では社員一人ひとりのコミュケーション力そのものは低くないと思うのだ。これまで私たちのある部門では発生する問題がなかなか解決できなかった。
 そこで、弊社の常務にその部門に張り付いてもらい問題の原因が何処にあり、何故それが解決できないかを整理したのだ。すると、見る見るうちに問題点が浮き彫りになり改善が進み始めた。
 能力として不足していたと思った社員間のコミュニケーションをそれぞれがしっかりととる様になったのだ。すなわち、足りなかったのは個々のコミュニケーション力ではなく、それを調整する為のマネジメント力が不足していたのである。また、これと同じ状況がもうひとつの事業部でも行なわれ、改善が進んだことからも理解できる。
 多分、この改善効果は大きなものになるだろう。目に映ったものには問題の大きな原因は存在しないものだ。目に見えない部分に目を向けてはじめて現状認識が成され、問題が改善されるのである。
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