現状を否定する

　長い歴史を持つ企業であるほど伝統と多くの習慣を持っているものである。以前にも記したが守るべきは伝統であり、変えるべきは習慣である。
　先ずは現在行なっている作業や仕事のやり方がそれで良いのか、その他の方法が無いのか現状を否定する必要がある。そこから新しい方法が見えてくるのだ。
　これで良い、問題が無いから変える必要が無いという発想からは成長は期待できない。特に定型業務やこれまで当たり前だと考えてきた作業ほど見直すことで様々な気付きがあるものだ。
　現在、私たちはこれまで当然と思われていた作業をまったく新しい目で見直し始めている。そこにはあまりにも当たり前すぎて考えても見なかった作業が実は十分に改善できる事に気付かされた。
　それも現状を否定する事で初めて可能になったのである。成長する為には常に自問自答する必要がある。まだまだ改善のネタは山のようにあるはずだ。
　改善を進めるためには常に緊張感を持ち続けられるようマネージャーはマネージメントする事が大切なのである。