長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

趣味

2999mでも蒸し暑い

石川県では最高気温が2時の段階で36度を超えた。 基本的に標高が100m上昇すれば0.6度温度が下がる。したがって標高2999mの剱岳山頂では、地上よりも約18度気温が低い事になる。 登山口の馬場島をスタートしたのは4時50分だ。外に出ると…

雪に閉ざされた黒部五郎カール

太郎平小屋を基地に三日目は黒部五郎岳へ。ともかく今年は気温が高く9時を過ぎると雪が腐り出し、お昼になるとかなり厳しい状態になる。 この時期はBC(バックカントリースキー)客が多く、ツボ足の私たちに比べ圧倒的に早く安定して移動している姿は羨まし…

北薬師岳から薬師岳を望む

目覚めると、雲ひとつない晴天だ。抜けるような青い空に真っ白な薬師岳が浮かび上がる。この筆舌に尽くし難い眺望が春山の醍醐味だ。 6時に朝食を摂り、7時少し前に太郎小屋を出発する。天気さえ良ければルートファインディングを誤ることはない。山頂に向…

雪の太郎平

薬師岳の麓に位置し、北アルプス黒部源流への出発点としての太郎平には、北アルプスではゴールデンウィークに営業する数少ない山小屋太郎平小屋がある。 夏季には折立からアクセスするが、この時期は有峰林道がまだ閉鎖されているので、飛騨側の飛越新道から…

無理したらあかん・・

この土曜、日曜日は思った以上に気温が上がった。 北アルプスの真ん中あたりに位置する五竜岳は、ゴンドラで登山口のアルプス平までアクセスできる為、比較的登りやすい山である。(当然季節によるが・・) コースタイムは、登りはアルプス平から五竜岳山頂…

白馬大雪渓を行く

白馬岳(しろうまだけ)に登るのは10年振りだろうか。コロコロ変わる天気の合間を縫って出かけた。白馬といえば、劔沢雪渓、針ノ木雪渓と肩を並べる日本三大雪渓のうちのひとつとして知られている。 今年は、どこもそうなのかもしれないが、冬に雪が少なか…

試練と憧れ

『試練と憧れ』 これは劒岳、早月尾根の登山口の石碑に刻まれている。劒岳の表側を立山室堂側とすると、ここには、『岩と雪の殿堂』と刻まれている。 劒岳の表と裏は、全く違う表情を私たちに見せてくる。それこそ、表側は日本三大雪渓のひとつ、劔沢の雪渓…

里山を歩く

637mの宝達山は、ほぼ東京スカイツリーと同じ高さだ。里山の代表例の様なそこには、多くの動植物が生息する。 熊、ニホンカモシカ、タヌキ、キツネはもとより、植物の宝庫とも言える。こぶしの道は麓から山頂までの登山道で、足慣らしには丁度良いのであ…

迷路に迷い込む

シンプルが故に、バイク(ロード自転車)は奥が深い。動力は、人間の肉体のみだ。従って、いかにパフォーマンスを発揮させることが出来るかは、セッティングにかかっているといっても過言ではないだろう。 最近、何故か右の膝の軌道がブレ、そして外に開く。…

佐渡ロングライド210km

早朝、3時半に目覚ましに起こされる。外はまだ真っ暗である。5時15分がA1クラスの集合時間なので、サイクルジャージに着替え朝食をとる。 ロングライド参加者のために、2時から朝食の準備をしてくれるのはありがたい。 準備を整え、スタート地点に向か…

雪が少ない

今年は、白山登山の基地である市ノ瀬ビジターセンターまでの道路(白峰風嵐〜市ノ瀬間)が4月7日に早くも開通した。 昨年は、開通したのが4月28日だったので、20日以上も早い事になる。昨年の暮れ、白山に登ろうと、この区間を何も考えずに歩いた結果…

巨人の星

昔見た巨人の星で主人公の星飛雄馬が、身体にタイヤが付いたロープを巻きつけ走るシーンを今でも懐かしく思い出す。 ようやく、春めいてきて趣味のバイクもシーズンを迎えた。冬の間なまった身体を戻すには時間がかかりそうだ。 先ずは、走りこむ事だが、心…

桜吹雪の中を・・

内灘の広域農道は、桜並木が数キロに渡って植えられており、隠れた桜の名所である。 一周10kmの周回路はフラットでバイク(自転車)の回転練習にはもってこいである。しかし、風が強い日は、何度も、もう止めようと思うくらい辛い練習となる。また、ケイデ…

地獄の周回part2

連休最終日は、青空が広がり気持ちの良い日だった。しかし、気温は、思ったほど上がらず、ちょっと肌寒い。 天気が良くなれば、バイクの虫がウズウズしてくるのも春になった証拠なのか。今日は、回転練習を兼ねて一周10キロの内灘広域農道を、10周回100kmを…

地獄の周回

冷たい朝が、少しずつ長くなった日に暖められ、ようやく春めいてきた。 趣味のバイクは、体力が落ちない様に朝一時間のローラートレーニングのみだったが、この暖かさに誘われて、周回練習に出掛けた。 一周約10kmの周回路を6周回、60kmを走破した。ロ…

膝がブレる・・・

11月に入ると、気温が低くなり、冷たい空気を吸い込むと喉が痛くなるので、もっぱら室内で三本ローラーを回す日々となる。 毎朝一時間のトレーニングは欠かさない様にしているが、外を走るよりも負荷が小さいので、運動量は圧倒的に落ちてしまうのである。…

秋山の表・裏

10月も終わりに近づくと、山は冬支度に入る。 天候の良い日は、暖かく抜けるような青空を背景に、素晴らしい眺望を体験出来る。その素晴らしさは、その時、その場に立たなければ分かるまい。 しかし、一旦天候が崩れると、一気に雪模様になり、風速20mを超…

久しぶりの早朝ロード

9月に入ってから、雨の日が続き、全くバイクに乗ることができなかった。 ともかく、ひたすら三本ローラに乗る日々だった。シルバーウイークに入ってから天候が回復し、秋らしい日になった。 今日は、久しぶりに早朝ロードに出かけた。早朝といっても、いつ…

早月尾根を行く

早月尾根は、北アルプスの名峰剱岳の一般ルートのひとつである。 富山県上市の馬場島から剱岳の山頂まで、その中長いルートの中で水場は早月小屋だけである。 標高1000mの馬場島から標高2999mの剱岳の山頂まで、標高差1999m、歩行距離約16kmの…

暑すぎる・・

日中は、気温が高すぎてバイクには乗れないと思い、休日だったが少し早起きして、早朝ロードに出かけた。 バイクを外に出すと、午前6時にもかかわらず、もうムッとしている。これは、あついぞ、と思いながらゆっくりとペダルを回した。 今日は、山岳コース…

点の記のルートを行く

[:] 新田次郎の小説、点の記は、明治時代末期に日本陸軍参謀本部陸地測量部が、日本地図を完成させるため、未登頂とされた、北アルプス剱岳の登頂と測量に取り組む姿を描いたものである。 その登頂ルートとして、選ばれたのが、案内人の宇治長次郎の名前を戴…

春と夏の間(はざま)に・・

春の立山連峰は、雪が溶け、雷鳥も冬毛から夏毛に生え変わる時期だ。 しかし、ちょっと油断をすると、真冬に逆戻りするのも、この時期ならではだ。 雷鳥沢から、劔御前を望むと大きな雪渓が待ち構えていた。夏はジグザグと長い道のりを登らねばならないが、…

ウエイトオーバーが堪える

ようやく、天候も安定して初夏を思わせるような一日だった。 ただ、早朝6時はまだ肌寒く感じる。今年の冬は、ウエイトコントロールに失敗し、体重が増えてしまった。 佐渡ロングライド210kmまでには、なんとか元の体重に戻さねばと、焦りにも似た気持ち…

早朝ロードへ

今朝、窓の外は、どんよりとした空だった。気温は、昨日に比べると少し低い様だ。昨日の早朝ロードの影響か、あちこちが痛むのも仕方がないか。 冬の間、三本ローラーで回転練習はしてきたが、本格的に負荷をかけたのは昨日からだ。やはり、実走は走行抵抗と…

久しぶりのロード

今朝、明るい日差しで目がさめた。まだまだ、朝が寒く、なかなか早朝ロードへ行く事ができなかった。 今日は、絶好の機会だったので、早々に準備し、森本から富山県の小矢部市を経由して森本に戻る、50kmコースを走りに出かけた。 走り始めて、風がとても…

地獄の周回

気候が春めいてくると、趣味のロードバイクの練習に行きたくなる。 今年は、気温が低くロードバイクの練習が、出遅れていた。今日は、朝から快晴の一日で気温もちょうど良いようなので、内灘の周回路を周ることにした。 一周10kmちょっとの周回路を10週…

厳冬期の上高地

風速15m以上、体感温度は、マイナス10度。。。 グローブを外すと、あっという間に手がかじかんでしまい、感覚が無くなってしまう。ここは、厳冬期の上高地である。 標高1500m、大正池はかちかちに凍り付いている。当然、厳冬期の上高地に入るには、…

初冬の雪山・・・

雪山の魅力は、筆舌に尽くし難い。森林限界を超えると、景色は一変し、天候が良ければキーンと冷え、究極に澄んだ空気が肌に心地よい。先日の唐松岳でも風速10m、体感温度はマイナス10度だ。 この時期特有の強い風は、ある意味緊張感を強いられるのである。…

ツールドのと三日目

今日の能登島は少し薄曇りだった。昨日は、ゲリラ豪雨のような雨にたたられとても不安定な天候だったが、今日は金沢へ向かうので大丈夫だ。 能登島のひょっこり温泉をスタートし、富山県の氷見市、小矢部市を経由してかほく市の自転車競技場に戻ってくる12…

ツールドのと二日目

今朝は窓の外を覗くと、雨が降ったのか路面には水溜りが出来ていた。 今日は、ツールドのと二日目だ。輪島のマリンパークを出発して、珠洲を経由して能登島までの157kmである。 今日のコースは、上り下りが連続する、ツールドのとのコースの中で一番の難コー…