長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

北薬師岳から薬師岳を望む


 目覚めると、雲ひとつない晴天だ。抜けるような青い空に真っ白な薬師岳が浮かび上がる。この筆舌に尽くし難い眺望が春山の醍醐味だ。
 6時に朝食を摂り、7時少し前に太郎小屋を出発する。天気さえ良ければルートファインディングを誤ることはない。山頂に向け夏道をパス山頂に向かって直登する。
 山頂に近づくと傾斜が強くなるので、ピッケルとアイゼンをしっかり効かせ注意して登る。前述したように9時を過ぎると雪が腐り、踏み抜きが多くなるので雪面をよく観察しながら登ることが肝要だ。と言いながら腰まで踏み抜いた箇所が幾つかあった。
 薬師岳山頂までは2時間15分ほどで到着。山頂から立山方向をみると、ザラ峠、五色ヶ原、スゴ乗越を見渡すことができる。
 時間に余裕があるので、北薬師岳まで足を延ばす。薬師岳山頂から痩せ尾根を辿るがこの時期は歩きやすい。雪庇に注意しながらきた薬師岳山頂へ。
 立山連峰剣岳を望むことができ、ある意味でこんな贅沢はないなと思ってしまう。
 さて、12時に近くなるともうどうしようもなく雪が腐るので、早々に下山する。
 お昼は、小屋の前で日向ぼっこをしながらチーズタッカルビを頂く。これ以上ない贅沢感と満足感だった。
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