雪が少ない

　今年は、白山登山の基地である市ノ瀬ビジターセンターまでの道路（白峰風嵐〜市ノ瀬間）が４月７日に早くも開通した。
　昨年は、開通したのが４月２８日だったので、２０日以上も早い事になる。昨年の暮れ、白山に登ろうと、この区間を何も考えずに歩いた結果、二時間以上もかかり、心が折れて途中でやめた記憶がある。
　今回は、市ノ瀬までは車で入る事が出来るので、後は市ノ瀬−別当出会を歩くだけだ。登山口の別当出会は、全く雪がなかった。昨年、５月２日に白山にアタックした時は、登山口には、まだ２メートル以上積雪していた。
　また、名物のつり橋も、すでに板が張られており、少々がっかりしたのである。さて、昨年は思った以上に気温が高く、脱水症状になり、とてもつらい登山となったが、今年はリベンジすべく準備をして挑んだ。
　しかし、やはり思った以上に気温が高く、帽子のツバからポタポタ汗がしたたり落ち、昨年の二の舞を思わせた。十分に水分を補給しながら何とか室堂に到着したが、軽い脱水症状だったようで、山頂のアタックは断念したのである。
　帰りは、シリセードで快適に下り、室堂から別当出会までは、一時間少々で下る事が出来た。
　しかし、今年は雪が少ない。夏の水不足は大丈夫なのかと、少々心配になったのである。

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