長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

白馬大雪渓を行く


 白馬岳(しろうまだけ)に登るのは10年振りだろうか。コロコロ変わる天気の合間を縫って出かけた。白馬といえば、劔沢雪渓、針ノ木雪渓と肩を並べる日本三大雪渓のうちのひとつとして知られている。
 今年は、どこもそうなのかもしれないが、冬に雪が少なかった事から、大雪渓のいたるところにシュルンドが隠れており、クレパスもその行く手をふさぐ。
 特に、大雪渓上はその気温差から深くガスが立ち込める。また、不気味な音共に、岩が砕け、落石が発生する音が頻繁に聞こえる。
 雪渓上の落石は、音もせず迫ってくるので、常に顔を上げて前を確認しながら素早く登る事が肝要だ。つぼ足だったので、確実にステップを刻みながら登った。
 大雪渓を抜けると、青空が広がりいたるところに高山植物が咲き乱れる。先週痛めた足首をかばいながら登ったため、何時もより少し時間がかかったが、それでも猿倉から四時間で山頂に到着した。
 白馬山荘で腹ペコのお腹をカレーライスで満たす。二時間ほど、山頂で写真を撮ったりしながらウロウロする。
 本当は、白馬三山をめぐる予定だったが、迷った挙句、ピストンする事にした。
 久しぶりに、登った白馬岳は素晴らしい天気で私たちを迎えてくれた。山頂から唐松岳に続く稜線を見ながら、次はあそこを歩きたいと思ったのである。
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