長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

力をつかわない

 一番パワー(体力)があったのは30代だったように思う。しかし、年齢を重ねるごとに、体力は低下してくる。
 先日、登った北アルプス後立山連峰の最南端にある針ノ木岳は、日本三大雪渓を擁する。今年は雪が例年並みに降ったこと、そして6月まで気温が低かったことから、例年になく大きな雪渓が残っていた。
 これをアイゼンを装着して一歩いっぽ登っていると、20歳代だろうか、軽装の若者がものすごいパワーで追い抜いて行った。もうあんな登り方は出来ないなと思う。
 何時の頃からか、山歩きはバランスと重心移動で力をなるべく使わずに歩くことができるようになった。そう、上手に歩く事ができるようになったのである。
 自転車競技もそうなのだが、速く走ろうとすると最初は力任せにぺダリングをしていることが多いが、力を使う所とそうで無いところが分かるようになる。そして、回すようにぺダリングが出来るようになると、200kmもの距離を比較的簡単に走る事が出来るようになる。
 この様に、上手に物事が出来るようになるためには、力いっぱい頑張る経験が必要になる。
 仕事もまさにそうだ。最初からゆるく仕事をしていて力の抜き加減など分かるはずもない。人生には無駄なことなど存在しない。すべては必要必然。意味がある事ばかりだ。
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