長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

相手は何を求めているのか

 今年設計部門に配属された新入社員に声をかけた。『何をしているのか?』
 すると、車両営業(消防車営業)から知りたい寸法があるので教えて欲しいと言われたとのこと。
 CADをこねくり回して寸法を調べていた。そこまでは良かった。
 彼は電話で『大体○○mmです』と答えていた。先ずは、技術者が大体などと、曖昧な答えをしてはならないという事。また、相手が何をしたかったのかを考えたうえで回答すべきだとアドバイスをした。
 また、お互いに勘違いをしないように、図面とは言わないが、簡単な略図で示せば相手にとって間違いがない仕事に繋がるのだ。
 言われたことをそのまま実行するのは仕事とは言えない。相手が何を求めているのか、どの様な情報を何のために欲しいのか。そこまで考えて仕事をすることが繋がりのある仕事となるのだ。
 若いころ、上司に多くの指導を頂いた。その度に気づきを得ることが出来た。知らない事は恥ずかしい事では無い。
 新入社員が、そんな会話をしているにも拘らず、反応しない先輩社員の方が気になったのである。
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