長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

総括


 今回の剱岳バリエーションルート、長次郎谷右股から北方稜線ルートの山行は、多くの反省点を残した。
 この時期の長次郎谷は剱岳八峰への取り付きや、下降時に利用されることが多く、長次郎谷からの登頂を目的に使用されることはあまりない。
 雪渓が痩せ、シュルンド、スノーブリッジ、クラックがいたるところにあり、かなりのリスクがある。本来なら登るべきではなかったのではと思う。
 また、北方稜線のルートファインディングをミスし、懸垂下降を余儀なくされるところだった事も反省点のひとつだ。
 体調管理の点でも、雪渓上は気温が上がらないと勝手に思い込み、脱水症状気味になった事だ。岩綾帯での体調不良は山岳遭難を引き起こしかねない。
 前述したが、剱岳は甘くないという山岳ガイドの言葉は深く胸に響いた。技術と経験を磨き、さらに安定した山行が出来るよう研鑽していきたい。
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