長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

働くとは、人を幸せにする事

 今日は、金沢のお隣の野々市市から小学五年生87名が私たちの高柳工場にやって来た。社会見学の一環で、消防車づくりの見学に来たのである。
 日本全国で消防車両を製造する事が出来る企業は13社程しかない。したがって、消防車両の製造現場を見学する事ができる機会は多くはない。
 彼らは、製造業が多くの協力会社によって成り立っている事について勉強をしている様だった。東日本大震災の時消防車両をはじめ様々な製造業が物をつくることができなくなった。
 それは、サプライチェーンと呼ばれる、協力会社の連続体が地震により寸断された事が原因だった。直接の取引が東北でなくとも、その先の先が東北だった、と言うケースがとても多かったからだ。
 あらためて、多くの人たちの協力の下、日本の製造業は成り立っている事を理解してくれたと思う。
 また、仕事をすることの意義を尋ねると、お金を稼ぐため、と言う現実的な答えもあったが、それは社会に役に立つ為であり、社会の役に立つという事は人の役に立つという事とであり、人の役に立つ事は人を幸せにする事に等しいのだ。
 仕事の意義は人を幸せにする為であり、それを忘れないで欲しいと付け加えて、今日の工場見学は終了した。少しでも子ども達の心に残ってくれればと思う。
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