長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目標を高く設定すると、根本が変わる

 例えば、駅までの道のりが30分のところを25分で行って欲しい、と言われれば多分、殆どの皆さんは不可能だとは思わないだろう。
 少々早足で行けば、5分くらい速く到着する事は難しくはないからだ。それでは、10分で行って欲しいと言われたらどうだろう。
 早足で、行っても可能な時間だろうか。もしかすると走っても無理かもしれない。したがって、10分で行く事が出来る方法を根本的に考える必要が出てくるのだ。
 私たちは目標が低いと、これまでの延長線上で物事を発想してしまう事が少なくない。しかし、これまでとかけ離れて高い目標を示されると、根本的に物事を考え始める。
 だからこそ、目標は高くなくてはならないのである。往々にして、トップが示す目標値は、とんでもなく高い場合がある。周りは、いきなりそんなに高い目標は、実現が困難だから少しずつ無理なく進めようというだろう。
 しかし、それでは、イノベーションを実現する事は出来ないのだ。これまでの延長線上に答えがない事をトップは知っているのである。
 仕事がこれまでと同じやり方では、難しいと感じたら根本から考えよう。発想を切り替え、別の視点で考えてみよう。枠の中で考えている限りそれ以上の答えを導く事は出来ないのである。
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