明確に伝える

　日本に近づいた台風２６号は各地に甚大な被害をもたらした。近年、自然災害が猛威を振るい、私たち人間は大自然の前には、なす術もない。
　以前は、災害は忘れた頃にやってくる、と言われたものだが昨今は災害は何時もやってくるといい換えても良いくらいである。私たちは防災業を営むものとして何が出来るのだろう。今は、考えもつかない。
　今日は、能登のお客様を訪問したが、台風の影響で能登の『冬』の風物詩である波の花が早くも発生していた。車の窓ガラスにぺたぺたと張り付き、ワイパーでもうまくふき取れない。何かが変である。
　お客様との話の中で、消防隊の隊長は、火災現場では明確に指示を出さなければ、隊員の命を危険にさらす事になると仰られた。行くなら行く、ダメならダメ、と明確に指示を出す事が隊員の安全確保に繋がる。
　仕事は、全て同じだと感じる。うまくいかない場合は指示が伝わっていない事が多い。もちろん言ってあります、とマネージャーは言うが、言ってるのではなく、伝わっているかが問題なのだ。
　大切な事はしつこいくらい確認して欲しい。そして、その通り行われているか管理する事がマネージメントの仕事のひとつであることを、今一度理解願いたい。