長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

欅平に・・・


 最終日は、人懐っこく、大きく、優しい山小屋の主人に別れを告げ、7時すぎに阿曽原温泉小屋を出発。
 ここからひと登りして、標高950mまで高度を上げる。そこからは水平歩道を行く事になる。水平歩道は、黒部峡谷の岩盤をくりぬいてつくられており、一番狭いところでは70cm程しか道幅がない難所である。
 途中、崩落しているところは、丸太で補強した橋が掛かっており、その度に、お尻がムズムズする感覚を覚える。
 ともかく、長い水平歩道を注意深く進み、13kmの道程を経て、最終目的地の欅平に到着。総歩行距離44km、立山室堂を出発して、四日間の時間を要したが、途中事故もなく無事に送り届ける事ができた。
 私も、長い登山人生で、四日間のトレールは、初めてであり、子供にとっても素晴らしい経験だったに違いない。
 その瞬間は、ただ辛いだけの時間だったのかもしれないが、自らの足で歩いた四日間は、将来、人生を歩む時に、必ず何かに繋がり人生を豊かにしてくれる経験となる事を望みたい。
 素晴らしい機会を与えてくださり、一緒に行動してくれた皆さんに心から感謝を申し上げたい。
 ありがとう。
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