長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

未来に生きる

 終戦記念日(私たちにとっては敗戦記念日)の時期になると、メディアで様々な戦争に関わる番組が放映される。
 当然、戦争は行ってはならない蛮行であり、残されるのは大きな悲しみと虚しさだけである。私たち日本は、戦後70年一度も戦争をしてこなかった。
 しかし、それは憲法9条があったからだけではない。時の内閣が、世界情勢に鑑み様々な解釈を行い、刻々と変化する世界情勢に対応してきたからだ。
 そこを、よく理解する必要がある。
 先日、ある特攻隊員が家族や恋人に綴った遺書を見る機会があった。その言葉の中でとても心に残ったのは、自分の婚約者に向けて書いた、遺書の中に綴られていた。
 『自分が心配なのは、君が過去に生きることだ・・』自分は逝かねばならないが、それをずっと、悲しみとして持つのではなく、未来に生きて欲しいという彼の想いは、自分の悲しみを抑え、婚約者の未来を願う気持ちがどれだけ辛かっただろうかと思う。
 未来に生きるからこそ、未来を変えることができる。いつまでも過去をほじくり返し、お詫びを求める民族に未来はあるのだろうか。
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