長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

チャンスが繋がる

 彼は、中学一年生で学校には行かず、ヨットハーバーで大好きなヨットの清掃のアルバイトを始めた。義務教育を放棄した事の善し悪しはここでは語らないこととしよう。
 毎日、ヨットハーバーに通い詰め、お駄賃を貰いながら、ヨットの清掃に精を出したのである。ある日、ヨットの本場はニュージーランドだと知り、単身ニュージーランドに渡り、ヨットの造船場で三年間ヨットづくりを学んだ。
 そして、やってきたのが、アメリカンズカップのヨットレースに出走する日本代表のヨットの製造のチャンスだった。
 彼は、持ち前の探究心とこだわりで、素晴らしいヨットを完成させ、業界では有名なひとりになった。そして、JAXSAからの機会を捉え、素晴らしい仕事を成し遂げた。
 全ては、物事にこだわり、目の前の機会に全力で取り組んだことで、チャンスが繋がったのである。
 人生には何が必要なのか、それが理解できるだろう。
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