長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

当たり前の中に油断がある

 昨日、滋賀県内で発生した、消火訓練中の事故は、私たち防災業を生業としている者にとって、他人事とは言えない事故だった。
 通常、消火訓練は水の入った1m四方程のオイルパンに燃料を入れ、点火棒でそれに着火させ、消火器を使用して消火するのが通常である。
 報道によると、今回は、その燃料にアルコールを使っており、火勢が小さかった事から、燃料を継ぎ足した所、爆燃が発生し、火のついた燃料が飛び散り、近くにいた小学生と燃料を注いだ消防団員が被害を受けた。
 通常、アルコールは日中、火炎を目視で確認し難い。私たちはガソリンと灯油を使用しているが、これは火炎を確認しやすいからだ。何れにせよ、消火訓練の手順と、危機管理について早急に社内で確認するように指示をした。
 この時期は、消火訓練がとても多い季節である。当たり前の中に、小さな油断が発生しやすく、それが大きな事故の引き金になるのは想像に難くない。
 怪我をされた方々に心からお見舞い申し上げたい。
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