長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

川床は金沢の風情


 金沢には男川と呼ばれる犀川と、女川と呼ばれる浅野川が流れている。
 この時期になると、浅野川にやぐらを組み、川床が出現する。京都のそれとは規模が違うが、金沢の三茶屋街のひとつ主計町の風情と相まって、とても素敵な雰囲気なのである。
 毎年、早くに予約が埋まってしまい、なかなか利用する事も叶わない。
 今日は金沢ロータリークラブの国際奉仕委員会が白糸川床で開催された。日中の暑さが残っている為、水面(みなも)を渡る風が心地よく、とはいかないが、一様に参加された皆さんはご満悦だった。
 三茶屋街からの芸子さんも花を添えてくれた。この気温で踊りを披露するのも大変だと思うが、そこはプロ意識を見せつけてくれたのである。さすが、多芸を誇る金沢の芸子だ。
 2015年には北陸新幹線も開業する。金沢への交流人口も増加する事だろう。金沢は新しいものと、古いものがバランス良く混在するまちである。『風土』とは風と土という言葉からできているが、土は時代が変わろうと変わらない不変のものであり、風は時代と共に変化していくものである。このバランスが企業にも大切なのだ。
 私たちのアイデンティティを明確にし、それを変えない為に、私たちは変わらなくてはならないのである。
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