4000本のヒットと8000回の悔しい思い
ニューヨークヤンキースのイチロウ選手が、日米通算4000本のヒット記録を達成した。日本で在籍した9年間で1278本を、そして大リーグでは13年で2722本のヒットを打った。
4000本のヒットを記録しているのは、140年の歴史を誇る大リーグでも二人しか達成しておらず、日本球界ではイチロウが初である。
この記録を支えたのは、特別な事ではないという。先ずは日頃の徹底した自己管理を行っていることだ。大リーグへ行くと、殆どの選手が身体が大きくなり、怪我をしやすくなるが、イチロウ選手は日本でプレーしていた頃と体型は殆ど変っていない。
食べたいものを食べるのではなく、必要なものを食べる。やりたい事をやるのではなく、必要な事をやる、という強い意志がそれを可能にしたのだと思う。
インタビュアーが4000本のヒット記録について尋ねると、彼は4000本のヒットを打つという事は、自分の場合8000回以上の悔しい思いをしている事になる、それに向き合いう事が出来るかが大切だと語っている。
上手くいかなかった時間にどう対峙していくか。それがイチロウ選手の強さなのだと思うのである。
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