教育
毎日の生活の中でストレスを感じることが少なくない世の中だが、実はストレスを感じている事が幸せだと気づく事もあるのだ。 幸せは絶対値ではない。相対値だと思う。何故なら、今が幸せだと思えなくとも、それ以上の不幸を目にしたとき、自分は幸せだと気づ…
子供達の成長や発達には、大きな個人差がある。親にしてみれば、同年代の子供達と比べてしまうのは、致し方ないだろう。 成長や発達は、絶対値ではなく相対値だ。誰と、何と比べるかでその結果は大きく異なる。確かに、平均値はあるのだろうが、私はきにする…
最近、子供達に何でもかんでも、どうすればいいのと聞かれる。 自分の子供の頃の事を思い出してみると、勝手になんでもやっていたように思う。したがって、失敗する事も、早とちりする事も沢山あった。 しかし、そんな失敗という経験から、様々な事を学んだ…
学校に行きたくなくなるのは、思い起こすと自分自身も経験したように思う。 その原因は、今から考えると、とてもつまらない事なのである。しかし、当時は自分にとっては一大事のように感じたのだ。 それは、当然自分が生きてきた期間から得られる情報や経験…
子供のころに太い杭につながれた小象は、何度も杭から逃れようとするが、その小さな体では如何ともしがたい事を理解する。 しかし、大きく成長し、簡単に杭を引きぬくだけの力が備わり、さらに、簡単に抜ける細い杭につながれても逃れようとしない。それは、…
教育の事業の目的に、よく出てくる言葉が『生きる力』という言葉である。 『生きる力』とはなんなのだろう。たぶん、昔なら生活環境や習慣の中で自然と身についたものだろう。私たちが、幼かった頃、そうテレビゲームなどが無かった頃だ。 遊びと言えば、外…
子ども達は、多くのストレスにさらされ、問題発言や問題行動を起こす子ども達も少なくない。 当然、親としては、大きな悩みとなり、その問題発言や問題行動をどうすれば良いかを考えてしまう。 しかし、大切な事は、問題の本質を見極める事だ。問題と思って…
教育は、人生を豊かに、そして人の役に立つ人間になる為には不可欠である。お金や財産は必ずいつかは潰えてしまうものだ。 大切なことは、教育を残すことだ。過日、ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの女子学生マララ・ユスフザイさんは、子ども達に教育を…
多分、何処の家庭でもある事なのだろうが、毎日、子ども達に同じ事を繰り返し言い続けるのは流石に疲れる。 特に反抗期は、ことごとく親の言う事は聞かないものだ。まあ、自らを振り返れば、まさしくその通りだったのだから仕方がない。 しかし、立場が変わ…
今日の、食卓で学校の事が話題に上がった。学校のゴルフ部で、部員のゴルフクラブが悪戯され折られてしまったようだ。 子ども達は、ゴルフクラブが高価だから、悪戯された人が可愛そう、だから悪戯した人はいけないと言っていた。確かに、その気持ちも分らな…
夏休みになると、子供たちは、当然のことながら毎日家に居る事になる。部活動をしていれば学校へ行く機会も増えるが、基本的に家にいる時間は比べるべくもなく多い。 激しい練習の後の、体操着も汚れた衣類も、気が付けば綺麗に洗って、次にまた気持ち良く着…
今回、計らずも文部科学大臣表彰を頂くことになった。 今日はホテルニューオータニで秋篠宮同妃両殿下のご臨席を賜り伝達式が行われた。 何をした訳ではないのだが、機会を頂き、永年PTAの活動を行ってきた事が今回の受賞に繋がった様である。 最初は軽く考…
今日は雨だったので、午後から小学校六年生の三女の勉強を見てあげた。何時もは忙しい事を理由になかなか勉強を見てあげることも出来かった。 今日は算数の勉強をしていたので、分らなかったら聞いてね、と言うと早速、これが分らないと言ってきた。 何が分…
テムラック・チャオ氏は今から15年前に金沢ロータリークラブが米山奨学生としてお世話をした。昨年、タイからの視察団を率いて石川の地に戻ってきた。15年振りに例会に出席し、米山奨学生となったお陰で、多くの事を日本で学ぶ事が出来た、と語った。 彼…
子供を育てる、と一言でいうが、私たちは子育てを習った覚えはない。そのベースになっているのは、自らがどう育てられたか、なのだと思う。 それが、良いか、悪いかは別にして、それは長い期間を経て身に沁みつき、無意識のうちに、反応しているのではないか…
社会に出れば、仕事をやり切ることを求められる。このやり切る、という行動は社会に出て身につくものではない。 子どもの頃からの生活習慣が大きく影響するものだ。それは何でも構わない、小さな事でも構わないのだ。頑張る事を経験して欲しい。 子どもの頃…
自分にも子供の頃があった。子供ながらに、自分の主張があったはずだ。 自分の論理で物事を考え、自分は正しいのに何故、大人は頭から決めつけるのだろうと、納得がいかなかった事が断片的に思い出される。確かに、枝葉で捉えればその通りだったのかも知れな…
第149回植木賞に決まった、桜木紫乃氏は受賞のインタビューで、自らの家業がラブホテルを経営していた事を上げ、子供の頃、室内の清掃等を手伝わされた事が今回の小説のベースになっている、と語った。 彼女の作家生活は順風満帆ではなく、出版社に送った…
毎年、弊社では企業の社会的責任の一環として、教育現場のサポートを行う事をこれまで行ってきた。 授業の一コマを頂き、高校や大学の学生に講演を行ったり、小学生の工場見学を受け入れ、そして、金沢市内の中学生の職場体験事業ワクワークにも積極的に係わ…
現在、ご縁で、ある私立高等学校のPTA会長を務めている。昨日、石川県内の私立高等学校のPTA総会が開催され、それぞれの学校から学校長とPTA会長が参集した。 私立学校は公立学校と違い教育委員会の管理下にはない。石川県の場合は知事部局の管轄下…
ここまで先生らしい先生を私は知らない。まさしく昭和の時代を生き抜いた、たたき上げの先生が8年間勤め上げた金沢市PTA協議会事務局長を卒業された。 翻ってみれば柳瀬先生は私が中学三年生の頃、私が通っていた中学校に赴任してきた。二年生の冬に学校…
私がPTAの活動をしている時、いろいろな学校を訪ねる機会があった。何を持って良い学校か否かは議論があるところだろうが、ひとついえる事は、問題を抱える学校は玄関に入った瞬間から分ると言う事だ。 先ずは、玄関が雑然としている。また、生徒はおろか…
小学校5年生の三女は算数があまり得意ではない。算盤塾に通っているので、暗算は得意なのだが算数がダメなのだ。 昨晩も宿題が解らないと言うので見ていると、どうも数字が不得意なのではないという事が分かって来た。 今朝も出がけに、昨晩やっていた宿題…
毎日の生活の中で子ども達とやりあう場面はどこの家庭でも必ずあるものだ。言ったことをやらない、部屋の掃除をしない、勉強をしないなど、日常の景色になっている気がする。 私は子ども達を叱る時はふたつの事に注意をしているつもりだ。ひとつは向き合って…
思春期を迎える中学生時代は難しい時期を乗り越えて行かなくてはならない。かく言うわたしは自分の中学生時代の事など都合良く忘れてしまった。 多分、血気盛んな時期で親にも心配をかけたに違いない。その頃の、自分の気持ちがどうだったのか考えてもどうし…
子供たちを育てていく事については学校、家庭、地域社会の三つ巴で協力して行う必要がある事は皆さん共通の認識をお持ちだろう。特に家庭教育は全ての根幹をなしている。学校現場で様々な問題が発生するたびに矢面に立つのは学校であり、教師なのだがそれだ…
今日は金沢高専で講義をする為に扇ヶ丘に向かった。産学連携による実践型人材育成事業の一環で毎年授業のコマを頂きお話しさせて頂いている。 今日は39名の機械工学科二年生が聴講してくれた。高専の学生に企業が求める事や、ものづくりは技術だけではなく…
現在、全国の公立小中学校の耐震化率は平均で80.3%であり、震度6強で倒壊の恐れのある公立小中学校の建物は全国で四千六百棟にものぼる。 東日本大震災後、学校は避難所として活用された事実から、全国の自治体でも積極的に耐震化事業を進める所が増え…
『おはようございま〜す』と元気な声が工場内に響いた。今日は中能登町越路小学校から3、4年生48名が社会見学にやって来た。これで四年目の訪問である。 毎年、思うのは彼らは本当に元気よく挨拶をしてくれる。何時も社員の皆さんに挨拶をしっかりしよう…
今日は金沢第一高等学院の生徒6名と引率の先生1名が高柳工場にやって来た。今では年間延べ500名ほどのお客様が弊社を訪れてくださるようになった。 その殆んどが消防団、消防職員の関係者なのだが、最近では学校の社会見学にも来て頂けるのである。 消…