長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

言葉でない部分で伝わる事

 第149回植木賞に決まった、桜木紫乃氏は受賞のインタビューで、自らの家業がラブホテルを経営していた事を上げ、子供の頃、室内の清掃等を手伝わされた事が今回の小説のベースになっている、と語った。
 彼女の作家生活は順風満帆ではなく、出版社に送った原稿が没になった数は知れない。しかし、それを支えたのは、将来物書きになりたかった、と過去形では言うまい、自分が諦めれば頑張れと言えなくなる、という子供たちへの想いだった。
 諦めなければ、続ければなんとかなる、それを言葉で示す親は、私も含め多くいるが、姿勢で示す事が出来る親はどれ程いるだろうか。
 言葉でない部分で伝える事を昔の日本人は、親の背中を見せると表現したのだと思う。言って聞かせるよりやって見せる。
 子供たちは言った通りには育たない。親がやっている通りに育つのである。反省・・・・
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