長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

子供の視点で・・・

 現在、ご縁で、ある私立高等学校のPTA会長を務めている。昨日、石川県内の私立高等学校のPTA総会が開催され、それぞれの学校から学校長とPTA会長が参集した。
 私立学校は公立学校と違い教育委員会の管理下にはない。石川県の場合は知事部局の管轄下にあるのだ。私は長く公立小中学校のPTAに係わってきた。
 ある意味で、公立学校は情報が細かく提供されているイメージがあるが、知事部局の管轄の下にある私立学校は、それに比べ情報が不足していると感じざるを得ない。教育委員会の管理下にないのは、私学はそれぞれの教育方針の下に運営されている為、その自主性を尊重しているからと聞く。
 それと、情報量が不足しているのは別の問題であるが、同じ教育機関であるからには、情報量が同じである事が求められる。
 昨日の会議の中で、ある高等学校の先生にロータリークラブの交換留学生の受け入れのお礼のご挨拶をしたところ、非常に残念な言葉が発せられた。
 確かに、こちらは交換留学生をお願いする立場である事は十分に理解している。また、留学生を受け入れる事は学校の受け入れ態勢やプログラムの構築などご苦労があるに違いない。しかし、異国の文化を持つ留学生と子供たちがふれ合う事は相互理解を深め、異国の文化を知る大きな機会になる。
 そんな視点で考えれば、受け入れる学校側にも大きなメリットがあると私たちは考えている。しかし、教員の都合だけで、大変だから有難迷惑だという姿勢は教育者として理解できない。
 これは、留学生にも良い影響はないだろう。さらに言うなら、こんな発想の教員のいる学校には、ひとりの保護者としても、入学は遠慮したいと思う。まあ、合格できるかは別の問題だが・・・
 教育者とは子供の視点で常に発想し、彼らの将来をイメージできる人であって欲しい。同席した先生方には大変感銘を受けるお話しをなされる先生もいらっしゃった事が幸いである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです