長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

魔法の言葉

 子供のころに太い杭につながれた小象は、何度も杭から逃れようとするが、その小さな体では如何ともしがたい事を理解する。
 しかし、大きく成長し、簡単に杭を引きぬくだけの力が備わり、さらに、簡単に抜ける細い杭につながれても逃れようとしない。それは、小象の頃、何度挑戦しても、逃れることができなかったことが、既成概念として記憶に残ったからだ。
 子供たちは、大きな可能性を秘めている。確かに、多少の能力の差は、人の顔が違うように存在する事も事実だ。しかし、それも個性なのだと思う。
 小さな成功体験を積み重ねる事、そして、多くの機会を与える事。さらに、子供たちの話に耳を傾け、『へーそうなの。。すごいな。。』と真剣に答えてあげよう。その言葉から、彼らは自分の価値を見出すのだ。
 うまくいかない事も多々あるだろう。でも、粘り強く、粘り強く。。
 そこに障害があるとすれば、それは自らがつくり上げた既成概念に他ならないのである。
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