長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

最高の教育とは自分自身でいかに考えるかを学ぶことである


 毎年、弊社では企業の社会的責任の一環として、教育現場のサポートを行う事をこれまで行ってきた。
 授業の一コマを頂き、高校や大学の学生に講演を行ったり、小学生の工場見学を受け入れ、そして、金沢市内の中学生の職場体験事業ワクワークにも積極的に係わって来た。
 今年も先週、二人の中学生が職場体験のために三日間、弊社にやって来た。彼らは職場体験を通じて社会の一端に触れ、職業観を醸成して行く。
 特に最初の体験は仕事に対するイメージに大きく影響すると思う。したがって、単なる職場体験と捉えるのではなく、責任を持って対応せねばならないと思うのである。
 今日、職場体験を終えた二人の生徒から手紙を貰った。それを読むと、彼らが今回の体験をどの様に捉えていたか、見て取れる。最終日に彼らにこんな質問を投げかけた。働く意義とは何か?
 それに対して、働くとは社会の役に立つことだ、と答えてくれたのである。私はとても驚き、彼らの様な生徒がいればこれからの日本は大丈夫だと思った。
 最高の教育とは自分自身でいかに考えるかを学ぶことである、と言ったのはハーバード大学マイケル・サンデル教授だ。考えるかを学ぶという事は考えるだけではなく、考える事の意義を学ぶ事であり、意義を学ぶ事は問題意識を持つ事に繋がると思う。
 将来、子供たちが社会の役に立ち、そのきっかけのひとつが職場体験だと言われれば幸いである。
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