長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

創成期を支えた人々

 私たちの企業は来年度に創業80年を迎える。企業の寿命が30年と言われている中で、80年の年月を重ねる事が出来たのは、企業を支えてくださった先達の努力に他ならない。
 創成期は本当に小さな規模だったと聞く。終戦直後は、物資が不足し、アメリカのフォード車製のシャシを改装し、消防車を製造していた。
 その製造方法は、本当の意味でハンドメイドであり、職人が一台いちだいを手作りでつくっていた。図面などなかったのである。
 当時、消防車のトラブルの多くは、メインポンプの放水準備をする為の真空ポンプが作動不良をおこす事だった。それを、解決した技術を開発したのは私たちだった。
 今では、全てのメーカーがその技術を採用している。私たちの先達は、苦労しながら現在の礎を築いてくれたのだ。
 昨日、私たちの企業の創成期を支えてくださった、元専務が人生を全うし、天国に召された。彼の功績は偉大であり、私たちの今は、彼抜きには語れない。
 今は、ご冥福をお祈りするとともに、心から感謝申し上げたい。
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