長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

加賀鳶を支えるもの

 平成25年の金沢市消防出初式金沢城公園で行われた。金沢市には第一消防団20分団、第二消防団21分団、第三消防団8分団の合計49分団が日夜金沢の火の守りについている。
 団員総数1300名が山野金沢市長の観閲を受けた。式典の後は加賀鳶梯子登り、裸放水が市民に披露された。
 何時もなら遠くから見ている梯子登りなのだが、今回は分団の方のご好意で間直で見る事が出来た。

 梯子登りを見ていると、梯子の支え手が鳶口に加える力を微妙に調整している事に気付いた。梯子の上で技を披露している演技者の動きを良く見て、梯子の傾きを前後左右に調節いているのだそうだ。
 当然、支え手の息がぴったり合っていなければ梯子を前後左右に微調整する事すらできない。その分団員は、梯子登りは演技者が皆さんの目に留まるが、実は支え手あっての登り手なんですよ、と言われた。
 企業でも見えないところに実は大切な部分があり、それがしっかりしてはじめて企業活動が円滑に行える事と似ている。華麗な演技は実は、あまり目に付かない支え手により支えられているのである。
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