長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

マック原田の反省・・・

 昨日、東京からのフライトで航空機の中で読んだ日経新聞に『マック原田の反省』という見出しを見つけた。
 マック原田とは日本マクドナルドホールディングスの会長兼社長の原田泳幸氏の事である。マクドナルドは現在100円マックというメニューを展開しているが、2011年の東日本大震災以降、売り上げが落ち込んでいる。
 原田氏は『もはや100円メニューにお買い得感がない、新たなバリューのの提供が必要だ』と考えた。そして、アメリカから店舗オペレーションのベテランとマーケティングのプロを招聘し、新戦略をつくり上げた。
 それが、今メディアを賑わす、60秒無料キャンペーンである。これは、注文から60秒以内に商品が提供できなければハンバーガーが実質無料になる。
 今年の成人式には25万食のビッグマックを無料で配った。それは120万人の新成人の20%を超える。
 考えてみれば私は100円マックなるものは食べた事が無い。ハンバーガは嗜好品なので人それぞれだが、私はもっぱら単価が300〜400円のモスバーガーを好んで食べる。お買い得感とは商品の価値に対して決まるものだ。もし、今のモスバーガーが品質を維持して100円ならお買い得感がある。反面100円マックは食べてみようとは・・・・
 安さが戦略では最後は限界に来るだろう。特に日本人は美味しいもので、価値あるものなら少々高くとも買うと思う。100円ならこれでも良いか、と考えるのか、これで100円なら安いと考えるか。この二つには大きな違いがあると思うのだが・・・。
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