身体は衰えても心は錆びつかない
最近、年齢を重ねる毎に体力の衰えを感じる。特に50歳を過ぎてから特に顕著に感じるのは多分私だけではないだろう。
ラン、バイク(自転車)と、この10年間体力維持のために取り組んできたが、ここのところ伸び悩んでいる実感がある。
当然、歳をとれば体力は低下していくものだ。
先日、テレビ番組でF1ドライバーの片山右京氏がツールド沖縄210kmに挑戦する課程を放映していた。彼は私と殆ど年齢が同じだ。ツールド沖縄210kmは完走する事すら難しい市民レースの最高峰だ。そのレースを彼は初出場から三年連続で完走を果たしている。
歳をとれば体力は低下するが、彼は体力が低下するのなら、それを超えるトレーニングを行えばよいと言う。そして、それを支えるのは、与えられた時間の中で決してあきらめない強い気持ちだと語っていた。
片山右京の語った『身体は衰えても、心は錆つかない』という言葉は中年期の私にとって勇気を与えてくれる。そう、心は錆つかないのだ。今年のツールド沖縄はカテゴリーを140kmに落そうか、と気弱な事も考えたが、もう一度挑戦したいという気持ちがわき上がってきた。
倍とは行かないかもしれないが練習量を増やし、衰えを超える努力をしたいと思ったのである。