長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

俯瞰的に見よ【その2】

 コストや工数短縮の判断をする際も俯瞰的に見ることが大切だ。コストや工数短縮の判断の前提は以前からお話し申し上げている通り、機能を犠牲にしないことである。
 機能を低下させ、コストや工数を低減させても、それは何の意味も持たない。コストダウンとは、どうあるべきかを、最大限の効率で実現させる事を言う。
 ミクロの視点でコストの判断を行った結果、次工程でさらに大きなコストが発生する事が実は少なくない。俯瞰的な視点で製品全体を見渡し、それを通じてコストや工数短縮の判断をして欲しい。
 これも、昨日申し上げた通り、今やろうとしている仕事が全体のどの位置を占め、それが他の仕事とどの様な関係性があるのかを理解する事が大切であり、全ての仕事に共通だ。
 マネージャーは川上から仕事を俯瞰的に眺め、確実に計画に落とし込んで欲しい。曖昧な指示は、曖昧な結果しか生まない。それぞれの責任の所在を明確にし、それぞれのポジションでやるべき事を責任を持って実行させ、最後の責任は自らが取る気概をみせる事で人は付いてくる。
 会社全体の責任は最後は私が取る。間違っていれば後に修正すれば良い。思い切ってやって欲しい。
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