長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

長い歴史の良し悪し・・

 御縁あって、幾つかの会のお世話をする機会を頂いている。
 設立から50年近くも歴史を重ねてきたものも中にはある。設立するという事はそこに社会的な意義があったはずだ。無から有を生み出す事は受け継ぐこと以上に大きなエネルギーを要する。
 多くの先人が情熱を傾け今の組織のかたちになり、事業も創立の目的をもって実行されている。しかし、そんな中でも、何故こうなっているのか、何故そうしているのか、を尋ねると明確な回答が返ってこない事が少なくない。
 昔からそうだったから、というのがその理由の様だ。長く事業を継続する場合、何の疑問も持たずかたちだけを継承すると、大切な事業そのものの意義を理解せずに進んでしまう。結果、意義が失われ最後はかたちだけが残ってしまう。そう、形骸化してしまうのだ。
 企業でも同じことがかたちを変えて起こる場合がある。生み出す事は継承すること以上にエネルギーを要するが、継承する事は生み出すこと以上にその意義の継承にエネルギーを要するのである。
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