長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

日報が形骸化していないか

 日報の目的は自らの行動管理と、有益な情報や問題点を記録し、マネージメントに報告する事である。日報とは字のごとく、その日の自らの仕事の報告そのものである。したがって、本来社員一人ひとりが担当マネージャーに報告する事が正しいが、組織が大きくなり、人数が増えてくると一人ひとりの報告を毎日受ける事が難しくなってくる。
 そこで、コミュニケーションツールとして、日報で報告するようになった。しかし、口頭で報告すれば、自らの行動や有益な情報を整理しなければマネージメントに報告する事は出来ない。現在ではグループウエアー等を使うことで、マネージメントに面と向かって報告する機会が減って来たように思う。
 それが、日報の目的を薄れさせ、有益な情報ではなく、単に行動のみを記する様になって来た。これでは日報を書いていますというだけであり、有効な作業とは言えない。
 マネージメントも日報から有益な情報をピックアップし活用できなければ、それをただ見ているだけになってしまう。
 書く方も、見る方も形骸化してしまっていては何の意味も持たないのだ。自ら行動を整理し、何をすれば有効なのか、そして問題点があれば正確に報告する工夫をして欲しい。マネージメントも情報をピックアップし、レスポンスすることで日報は有効に機能するのである。
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