長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目標とプロセス

 目標を実現するには二つの考え方がある。ひとつはプロセスを積み上げ、その結果として目標を達成する考え方である。もうひとつは目標を定め、それを実現する為のプロセスを考え、実行する方法である。
 もっと分かりやすく言えば、これが出来たら次のステップへ進むという手法と、次のステップを何時までに達成し、その為には何時までに何をやるのか、という手法の違いだ。前者には『何時までに』という時間軸がなく、後者はそれが明確だ。
 どちらが効率良く物事が進むかと言えば、言うまでもないだろう。
 また近年では、コンピューターシステムの発展から、これまで手動で行ってきたプロセスが見えなくなる場合が少なくない。システムが一定のルールに則って情報を処理するからである。仕事の流れを理解したうえでシステムを使う事が大切であり、その数字がどの様に出来上がるのかを知らずに業務を行えば、仕事の意味すら理解せずに、結果だけを求めるようになる。これは危険な事だ。
 今、お話しした事の前者は、仕事の考え方を示し、後者はプロセスそのものの重要性について示した。仕事を効率良く、スピード感を持って進める為には、目標とスケジュール感が重要であり、さらにプロセスを理解する事が仕事の質を高め、改善の視点を養う事に繋がるのである。
 結果が全て、という考え方も間違いではない。しかし、大局感で仕事を見た時、私たち自身が成長する機会が仕事だ。それが仕事のプロセスの中にある成長の種であり、『仕事を通じて社会に貢献する』という弊社の社是にも繋がると信じたい。
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