長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

最初のつかみを間違えない

 問題が発生したら、なぜなぜ五回繰り返し、問題の本質を見極めて欲しいと何度か申し上げて来た。多分、皆さんも意識しながら、解決にあたってくれていると思う。
 しかし、なかなか問題解決に繋がらないのも事実だ。その理由の一つに、最初の現状認識が正確でない事が上げられるのではないだろうか。
 問題が発生したら当然、原因の本質を突き止めることが大切なのだが、状況から原因はこうだろうと結論付けてしまっているふしがある。現状認識を正確に行う事が大切なのだ。
 そして、何故それが起こったのかを考える事が必要だ。
 例えば、部品が脱落した→ボルトが締まっていなかった→ボルトを締め忘れた、では問題の本質には行きつかない。ボルトが締まっていなかった、までは事実なのだろうが、閉め忘れた事と閉められなかった事、そして緩んだのは全く別の問題であり、最初のつかみを間違えると原因の本質に行きつかないばかりか、対応策も誤ってしまう。
 マネージメントはその部分に着眼し、指導して欲しい。なぜなぜを五回繰り返すのは、犯人を突き止める事ではなく、問題の再発を防止し、お客様に喜んで頂ける消防車両を製造する事を通じて、社会に貢献する事なのである。
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