長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

昔の機関員は・・・

 今日は、石川県消防学校の警防課程の講師を務めてきた。消防と水力学の基礎編と応用編を二時間の時間を頂いてお話した。今回は、それぞれの消防本部、消防局で中堅の機関員、隊長が参加されていたようだ。
 現場では、様々な経験をなされていると思うが、その経験と理論が繋がる事で理解が深まり、それを、後進の指導に生かしてくだされば幸いである。
 石川県消防学校の教官には、前職でお世話になった方々がいらっしゃる。その中のお一人と立ち話をしていて、思うことがあった。
 昔は、消防車両そのものがシンプルであったこともあり、機関員は自ら日常の点検とメンテナンスを怠らなかったという。また、他の人には消防車両に触れさせなかったと聞く。
 さらに、無線も無く、長距離の送水をする場合は、伝令を待つことなく圧力計の指針を見て、筒先の隊員の思いをくみ取り、送水をコントロールしたという。
 まさに、職人芸だった。今では、ほとんどの消防車両がコンピューター制御になり、機関員が直接車両のメンテナンスをすること自体減ったが、それと共に、機関から様々な情報を読み取り対処するという、能力も失われつつあるのかも知れない。
 今日は、様々な機会と、気づきを頂いた事に感謝申し上げたいと思う。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです