長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

飛び出し防止ライン引き


 朝6時に起床し、外を見ると良い天気だ。今日は地元小学校区の飛び出し防止ライン引きを行うことになっている。
 新一年生が入学する前に、地域の交通安全推進隊、小学校育友会、地元の人たちが参加して毎年行う。
 これまでは油性ペイントを使ってラインを引き、足型を書いていたが、油性ペイントは環境にあまり良くないということとアスファルトがシンナーで侵されてしまうため、一昨年から水性ペイントを使うことになった。
 水性ペイントは乾きが遅い為、ラインを引いた後に、石灰をまいて、車のタイヤにペンキが付かないようにしなくてはならないので大変である。
 今日はいつもより沢山集まってくれた。一班5名で6班に分かれてライン引きを開始した。細かい路地は徒歩で歩く人海戦術である。消えているラインを一ヶ所、一ヶ所丁寧に作業を進めていく。
 私はこれまで地域のお世話をするまではこの様な飛び出し防止ライン引きは行政が行っているものと考えていた。
 しかし、地域の人たちがこうして朝早くから集まってライン引きを行っていると思うと、大変だと思う反面、これが小さいけれど地方自治自治とは自ら治めると書く)のひとつの姿であると思う。
 市民が自分でできることは行い、自分たちのまち、という意識を持てば道路にごみを捨てる人も少なくなる。そう言う意味では金沢は非常に進んだ地域だと思う。公民館の運営は地域に任されている。公民館の建設費用も市からの補助と自分たちで資金を募って建てる。
 税外負担だと言う声もあるが、私はこれでよいと思う一人である。相互扶助の精神と自分たちのまちは自分たちで運営するという自治のあり方を考えると、デメリットよりメリットのほうが大きいと思う。
 企業でも社員全員が自分の会社であるという意識を持てば会社の中に落ちているごみを自然に拾うようになるだろう。そして、自分の会社という意識があれば、どうすれば良くなるか真剣に考えるだろう。
 自分の会社である。自分の役割をしっかりと認識し、『みんなの会社』になるように頑張っていこう。
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