言葉とコミュニケーション
『真のコミュニケーションとは相手に何を言ったかではなく、相手がどう捉えたかである。』この言葉はコミュニケーションの本質を示している。
言葉の使い方ひとつで、相手がイメージするものが異なってくる。あそこのラーメンは美味しかった?と言う問いに『普通だよ』と『まずくはなかったよ』という答えに、どちらが印象が良いだろう。
当然、『普通だよ』だろう。どちらがいけないと言うことではないが、より良い答えを出すべきだろう。特にお客様との会話では十分に配慮した方が良いと思う。
言葉の使い方に意識の高いお客様は、相手の営業マンの言葉の端々を注意深く聞いているものだ。そして、その言葉にネガティブなフレーズがあると見切ってしまわれることもある。
また、会社内では上司との会話は注意すべきだ。上司からの問いには上司が求めている答えは何かを考えて発言しなくてはならない。
上司との関係がお客様との関係に現れてくるものだ。すなわち『一事が万事』、社内で、コニュニケーションがうまく行っている時はお客様の間でもうまく行っているものだ。しかし、社内でコミュニケーションがうまく行かない時はお客様の間でもうまくいかない。人間何でも器用に出来ないものである。
私はいつも気をつけていることがひとつあるとしたら、多角的にものを見るということだ。多角的にものを見るということは沢山の答えを考えるということにも繋がる。
答えはひとつではない。私達は聖人君主ではないから100%正しいことはありえない。自信を持つことは良いが、謙虚さは必要だ。
どんなに気をつけても『言葉の端々には人間の思考が現れる。』だから言葉は生きているのである。
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