長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今年最後の納車


 昨日、今日と本年度最後の納車、入魂式に参列してきた。
 昨日の納車は地元の消防団に納入させていただいた。この車両は本年度で退職される、県内のある消防署長が最後に手がけられた専用設計車両である。
 在職中は現場の立場から、様々なアイディアを頂き本当に勉強させて頂いた。
 今回の車両も、日本で初めてのアイディアがいたる所に、採用されている。それを実現する為に、私たちも苦労したが、しかし、仕事を終えてみれば、勉強させて頂いたのは私達だった様に思う。
 現場の声は本当に尊い。私たちが机上では考えもつかない様なアイディアにあふれている。最後に仕事をご一緒させていただくことができて幸せだった。今後のご発展をご祈念申し上げたい。

 また、今日は滋賀県へ、これが最後の入魂式である。
 車両を収めさせて頂いた地域は自然に富み、自然水利もとても豊富である。
 入魂式が終わったあと、水面から5〜6メートルの高落差で吸水し、放水訓練を行った。
 これだけの高落差になると、真空ポンプの威力が発揮され、スムーズに吸水が行われていた。
 しかし、待機時にポンプがアイドリング状態でつくり出すことができる真空度はそう高くない。したがって高落差での待機時はポンプ回転数を上げて負圧をつくり出さないと、いきなり放水コックを空けてしまっては落水の原因になる。
 この様な使用上のコツをもっとノウハウとして伝えていかなくてはならないと、今日感じた。
 ともかく、これで今年度が終わった。さあ、来年度に向けてお客様のために頑張っていこう。
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