御嶽山の噴火に思う

　御嶽山は、単独峰で言えば富士山についで標高の高い山である。特に、七合目付近まではロープウエイで登る事ができるので、３０００ｍを越える山だが比較的容易に登る事ができる。
　また、紅葉時期は筆舌を尽くしがたい光景を目にする事が出来る。また、私たちの、故郷の山、白山からはとても近くに見る事が出来る。
　何時かは登ろうと思っていたが、今回の噴火では多くの死傷者と行方不明者を出してしまった事に、心からお見舞いとご冥福をお祈りしたい。
　昨今、自然災害がとても多いように感じるのは私だけではないだろう。地震、津波、台風、土石流、そして今回は火山の爆発と、異常気象が異常でなくなり、過去、災害は忘れた頃にやって来ると言ったものだが、昨今では何時もやって来る言っても過言ではない。
　そして、災害現場にいち早く派遣されるのは、消防隊である。今回も、火山性ガスに阻まれ、救助活動に困難をきたしているが、彼等の心情を思うと、悔しい気持ちで一杯だろう。
　義務感では出来ない、崇高な使命感を持って活動する彼らに心から敬意を表し、一日も早く不明者が発見される事を願いたい。