長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

命のバトン

 一年に一度、理事をしているNPO法人の監査のために福井市に向かった。
 NPO法人『命のバトン』はある高校生の突然失われた命をきっかけに生まれたボランティア団体である。
 この活動も今年で10年の節目を迎えることになる。ボランティア団体として6年、NPO法人として生まれ変わって10年である。主宰している川崎さんは、16年という月日は娘が亡くなった年と同じだろ語る。そして16年間をひとつの節目にしたいとおっしゃっていた。
 一次救命のスキルを子供の頃から学ぶことは、圧倒的に救命医率を向上させる機会となる。しかし、学校を巻き込んでの活動も定着するのが難しく、校長先生の裁量に任されているのが現状だ。
 定着しないのは必要がないのだろうか、と彼女は悩んでいた。
 何事も人は自分ごととして捉えるのは難しい。批判したり、文句を言うのは簡単だ。しかし、彼らが続けていることは必ずその時に人の命を救うスキルとなる。
 2020年の東京オリンピックも大きな機会となるに違いない。次にこの情熱をどうやって繋いでいくか。川崎さんはそう仰るのである。
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