長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

油断しない。。

 厳冬期の登山は、十分な計画と装備、そして状況判断が必要になる。厳冬期の山に挑戦する登山者は、緊張感を持って入山している。
 一方で、春山は、厳冬期の厳しさが緩み、青空とポカポカとした暖かさで緊張感が緩みがちだが、実は厳冬期以上に危険をはらんでいる。
 雪が緩み、ザラメ状になる。雪崩やスノーブリッジ等、十分に注意が必要になるのだ。そんな一見穏やかに見える春山を軽装で登る人もたまに見かける。
 先日の春山の白山でトレランシューズにチェーンスパイク、ジャージにトレーナーとまるで街の中を歩くようなスタイルで登ってきていた三人組の若者に出会った。
 確かに、その日の気候ではそれでも問題なかったといえばそうなのだが、どの様な場合でも対処できる装備を持って山に登りなさいと教えられた私たちにとっては、少々違和感を感じた。
 ちょっとした油断が、滑落などの事故を招く。特にこの時期雪崩には十分な注意が必要だ。天候が急変した時の対応などが出来ない装備での登山は、あまりにもリスクが大きい。
 仕事にも通じることだと思う。問題を問題として認識できるか。無知や勘違いが問題を招き小さな油断が大きな信用を失うのである。
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