長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

立山三山へ その2



 今日は、打って変わって素晴らしい天気に恵まれた。ただ、低気圧が抜けたことで、山の気温はマイナス5℃を下回っている様だ。
 佐々木氏の助言の通りになった。
 雪が腐る前に山小屋を出発する。雪が腐ると足が沈み歩きにくい事もそうだが、踏み抜きや崩落の危険があるからだ。
 先ずは、劔御前小屋を経由して別山を目指す。これも佐々木氏の助言の通り、稜線は恐ろしい風が吹いている。天気予報によると風速25〜27mとのこと。まっすぐ歩くことができない。小屋の陰でハードシェル、厳冬期用手袋、バラクラバ、ゴーグルをつけ稜線へ。
 何度もよろめきながら別山、真砂、富士の折立、大汝、雄山を縦走する。途中、真砂から富士の折立の間は、雪壁のトラバース、カチカチに凍った氷壁のクライムなど、難しい状況もあった。しかし、佐々木氏の的確なアドバイスと十分に注意した行動により、何事もなく室堂にたどり着くことができた。
 今回も山は私たちを迎え入れてくれた。27mの強風とちょっぴり意地悪をされたが、これも経験である。大きな問題を経験すれば、これまで難しく思っていたことが簡単に感じられる様になるものだ。そう、経験を重ねて乗り越えて行けばよい。
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