シンプルな中の気づき
バイク(自転車)はとてもシンプルな乗り物である。フレーム、ハンドル、サドル、クランク、ペダル、ギア等から構成されていて、足でクランクを回す事で進んでいく。
ただこれだけなのである。しかし、シンプルであるが故にごまかしは効かず、力まかせにペダルを漕いでも、さして速く走ることは出来ない。
それに気づいたのは、あるサイクルイベントで私よりもはるかに歳をとっている(60歳代後半だろう・・)きゃしゃな男性がいとも軽く坂道を登っていく姿を見て、ショックを受けた。
それがきっかけで、ペダリングの効率が大切なのだと気づいたのである。同じ力を持っているなら、それをいかに効率よくペダルに伝えるかで走る速度が全く違ってくる。
回し始めるタイミングや、力を入れている方向と区間等、とても微妙な加減で効率は大きく変る。最近はある事に気付いてから、小さな力で、少しだけだが効率よく走ることが出来るようになった。
シンプルな中に、難しさがあり、シンプルが故に奥が深いのである。